基礎知識こそが未知問を解くカギ
こんにちは!かわしょー吉です。
今回は
基礎知識の重要性
についてのお話です。
ところで,あなたは
における「責任」には
という問題(論点)について
数秒で規範論証を想起することができますか?
あー,知ってるよそんなの(笑)
なんていう方もいると思います。
他方で,典型論点主義のあなたは
「取引上の債務」が「責任」に包含されるか?
っていう論点があったはずだな。
そして,これに関しては判例があったはずだな。
というところまでは,規範論証を
数秒で思い至ることでしょう。
しかし,そこから先
判例が「取引上の債務」を含めたのであれば
「債務不履行責任」まで含まれるといえそう?
でも,その論証ってどう書くんだろう?
不法行為責任も含まれるか??
そんな論点あったっけ???
論証パターンのストックにはない(>_<)
脳内はこんな状況になっていませんか?
このように,いわゆる
非典型の論点
未知の論点
に対する対処法を,あなたは準備してますか?
試験の現場で手掛かりとなるのは
条文と既存の基礎知識
しかありません。
どんなに嘆こうが,喚こうが
その論点を知らなかった自分に後悔しようが
とにかくその2つを手に戦うしかありません。
では,どのようにして戦うのか?
あなたがこれを知らなければ
典型論点の一歩先にある応用論点を目の前に
ただ立ちつくす
あるいは間違った方向に論理を展開してしまう
ことになるでしょう。
真の勝負どころ,差が付くところで
”差がつけられてしまう側”のまま不合格
になってしまうでしょう。
これを解決するためには,
3つのことを意識してみて下さい。
- 基礎知識から導かれる論理を,順番に積み上げていく
- 典型の論理から解決できない問題点を抽出する
- 条文・判例・基礎知識を”組み合わせて”結論を導く
特に,1と2が大切です!!
ここを正確に指摘することができれば,
問題の本質に至ることができます。
この作業を愚直に行う中で
そこにたどり着けない受験生との差がつきます。
3に関しては,もともとの法的思考センス
あるいは知識の集積とロジカルシンキングの精密さ
による説得的な文章構築力に依拠せざるを得ません。
さらにそのような人々と張り合うには
普段から判例の射程というものや,
事実のファクター及びその法的評価の差異を意識して
勉強することが必要です。
もっとも
合格水準の答案を書くには
特に1及び2の正確性と緻密さを表現できれば
充分前向きに合格を争える実力がつきます!
これは,私の先輩合格者のお話にあったものです。
今すぐ
答練などで,お話した3つのことを実践してみて下さい!!
次回は
答練を120%活用する方法
についお話します。