「トンボの眼」思考で一歩先のあてはめ力を身に着ける
こんにちは!かわしょー吉です。
今回は,前回,前々回と引き続きの
あてはめのコツ
に関するお話の最終回です!!
突然,インパクトのある画像を出してすみません(笑)
あなたはこれが何だかわかりますか?
そう!トンボです。
タイトルの通り,トンボの眼ですね。
小学校理科の授業では,
よくお目にかかりましたね。
このトンボの眼の構造は
いわゆる複眼と呼ばれるものです。
今日のお話のテーマです!!
論文の問題を解くときには,
この複眼的思考が不可欠なんです!!
あなたは
答練でこんな指摘をされたことはありませんか?
「○○という事実は,
・・・ということを導く理由づけというより,
むしろ~~という法的評価を導く理由づけにもなりませんか?」
もう少しネガティブな評価だと
「事案の全体像,ないしあなたの論理の運びからすると
~~という法的評価になるのが自然ではありませんか?」
もし,今ハッとした
そんなあなたは
この複眼的思考にやや欠けています。
いやいや
複眼的思考って,なにそれ??
もし,あなたがこの複眼的思考を知らなければ
あてはめの型を使いこなすことができても
答案全体の論理の質を低下
させてしまいます。
事案に対するあてはめは一応できたとしても
「適切な」あてはめの型を
手に入れることができません。
そんなあなたにお教えします!
あてはめにおける複眼的思考とは
次の5つの眼を持つことです。
👁単なる事実認定の要素なのか,法的評価根拠事実なのか
👁1つの事実にプラスの側面とマイナスの側面が併存しないか
👁規範要素との整合性
👁他の事実要素との関連性
👁想定される主張反論(特に総合判断型判断枠組みの場合)
この5つの眼で事案を分析し
答案を書いてみて下さい!!
この5つの視点を置くことにより
あてはめが単なる事実の羅列や
勘繰りだけに頼る表面的なあてはめではなく
事実と規範がかみ合い
精巧なあてはめをすることができます!
3点~5点の違いを生み出すことにもなります。
これは,私の受けている答練での経験に基づくものです。
ぜひ
答練等で実践してみて下さい!!
次回からは
各論的に
各科目ごとの学習のポイント
についてお話していきます。