判例の読み方
こんにちは!かわしょー吉です。
今回は
司法試験受験生が勉強する上で
最も大切にするべき
というリソースについてです。
判例の文章って
初めて読んだとき,こう思いませんでしたか?
これは日本語か?
やたら長い。読みつかれる。
なのに,司法試験の考査委員の方々は,
「判例の正確な理解,事案との関係を踏まえた
当該判例の射程範囲の確認,
判例における問題点を考えさせる学習の
一層の深化・・・を期待したい」。
(平成25年度司法試験公法系第1問採点実感)
と仰っています。
そうかぁ。それなら・・・
暗記パンがあればできそうだ!!
ドラえもーん泣
しかし,残念なことに
暗記パンなんていう
都合のいいものはないし
仮にあったとしても
基本7科目の法律科目の主要判例を
暗記パンで覚えようとするだけで
おそらくこうなります。
そんなあなたに朗報です!!
裁判官の思考を追体験することができ
その思考を自分で使いこなせるようになる
勉強法があります!!
と言ったら,あなたは知りたいですか?
あるんです!!
判例の規範論証が
現場で書けないあなた
判例を引用したとしても
的はずれな判例を引用してしまうあなた
今からお話する
たった3つのポイント
を知らなければ
上記採点実感にもあるように
まず司法試験で評価される答案を
書くことはできないでしょう。
一方,合格者・できる人は
これを当たり前のように知っています。
司法試験,
特に論文試験は相対評価なので
これを知らないあなたは
不合格者として
淘汰されてしまうかもしれません。
では,その3つポイントとは何か?
です。
では,どのようにそれを実践するのか?
1つ目は,事案をストーリー化することにより
具体的なイメージを持って頭に刷り込ませます。
また,法的な問題は
あるいは明文上明らかでない点で,
どのような理由で問題となるのか
を自分の頭で考えて,導き出すことです。
自分が裁判官になったつもりで
自分なりのロジックを作ってみる
そういう意識も効果的でしょう。
2つ目は,区別の仕方は様々ありますが
基礎の基礎としては
理論的根拠と具体的妥当性の区別
をポイントとするといいです。
3つ目は,
いわゆるリーディングケースなのか
あるいはそれに追従する判例なのか
あるいはリーディングケースとの事案の射程を区別して
別の判断枠組みを提示したものなのか
これらを,各種判例評釈を参照しつつ
整理することが大切です。
あくまで
判例を”暗記”することは
必要ないのです!
いかがでしたか?
判例百選や判決の原文を読むとき
今すぐ意識してみて下さい!!
次回は,法的三段論法とは何か?
についてお話します。