司法試験合格を目指すということ

 

んにちは!かわしょー吉です。

 

 

突然ですが,質問です。


 

そもそも,司法試験合格を目指すということは,

具体的に何を目指すことなのでしょうか?

 


考えたことはありますか?

 

これは,あなたが法曹三者(弁護士,裁判官,検察官)

を目指す動機を聞いているものではありません。

 

何を目的として法曹を目指すのか

目的意識を問うものでもありません。

  

司法試験合格のため

必要とされる到達点とは何か

 

ということです。

これが今回の記事のテーマです。

 

あなたがもしこれを知らなければ

次のような事態に陥ることでしょう。

 

そもそも

今取り組んでいる勉強が正しいのかどうか

分からない

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それを教えてくれる人も

そばにいない

 

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勉強自体が苦手!

7科目の基本科目に,選択科目

 

勉強して知識を詰め込もうなんて

自分には到底できない

やっぱり司法試験は諦めよう。。。

 

 

逆に,もう既に1,2年勉強していて

基礎知識がある程度身についているあなたにとっては

これを知り,あるいは再確認するだけで

 

勉強の方向性を検証できます。

 

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では,その“到達点”とは何か?

 

 

 

国家(資格)試験は,

その資格を与えるにふさわしい人間を選抜するために

実施されます。

 

 

これを司法試験という国家試験にあてはめれば

法曹資格というものを与えるに相応しい能力・資質の有無

 

これを試すことが目的とされているに違いありません。

 

 

司法試験法1条1項によれば

「司法試験は、

裁判官、検察官又は弁護士となろうとする者に

必要な学識及び

その応用能力を有するかどうかを判定すること

を目的とする国家試験」

とあります。

 

そして

同法3条4項には,1条1項の下線部分について

こうあります。

 

「司法試験においては、その受験者が・・・

 

 

 

 

知識を有するかどうかの判定に偏することなく

法律に関する理論的かつ実践的な理解力

思考力、判断力等の判定

意を用いなければならない。」

 

したがって,

司法試験に合格するには

 

法曹すなわち実務家として,

法律の知識をもとに

法的紛争を解決する能力・資質をつけること

 

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が到達点となります。

 

 

ちょっと抽象的ですよね?

 

でも、これを到達点とすべきです。

 

 

ある先輩合格者の話を聞いたとき

こんな言葉がありました。

 

「司法試験の合格は

何か具体的な到達点に達したというより

自分のリーガルマインドというのを

極限まで磨いていく

その過程でのものでした。」

 

「だから、自分でも、まだまだ未完成だ

という認識なんです。」

 

 私は、

 

これが司法試験勉強の

究極のマインドセットだ!!

 

そう思いました。

 

ちなみに、この方は

2桁の順位で合格された

超優秀な方でした。

 

私は、この言葉を

今も常に心に刻んで、勉強してます。

 

このように

 

実務家として求められる

法的知識と

それをもとに法論理を構築し

あらゆる具体的事案を解決する能力

 

この到達点を日常の勉強で意識すること

そして

 

到達点に至るために

その勉強が

どのような意味をもつのか

どのような意味を持たせるのか

 

この2つを常に意識して

勉強してみて下さい。

 

 

ここまでのお話で

司法試験合格の上での到達点

“目的地”を知ることができました。

 

 

次は,そこにたどり着くためには

どのような“ルート”があるのか。

 

特に,

司法試験の勉強法の上で

“絶対に通ってはいけないルート”

というものがあります。

 

次回は,それについてお話します。